夏休み林業体験(2日目)は、菅山寺の森の散策をし、「菅山寺の森友の会」の活動支援、地域おこし協力隊の活動を見ていただきました。夕食は地域おこし協力隊など長浜市で活躍されている関係者、長浜市、ながはま森林マッチングセンター職員が参加しての交流会を実施しました。
午前中は、「菅山寺の森友の会」で定期的に菅山寺の整備に関わっておられる前田壮一郎さんを講師に、菅山寺の森のガイドをしていただきました。ブナ林の特徴や菅山寺の歴史、友の会の活動を紹介し、森に自生する植物についても、参加者の質問に答えていただきました。
午後からは菅山寺の森の整備事業として、菅山寺の森友の会の活動支援、地域おこし協力隊の活動紹介を行いました。具体的には、地域おこし協力隊・友の会会員の東逸平さんと子林葉さんによる菅山寺内の台風の被害木の撤去を行い、その様子を見ていいただきました。通常の伐木とは異なり、途中で折れて幹に引っかかっている状態の木を取り除く作業は大変危険で難しいものでしたが、上手く伐倒できました。地域おこし協力隊の活動や、依頼を受けて難しい状態の伐木をする場合もあり、その場合の例も上げて説明をしていただきました。東さんは石川県から移住され地域おこし協力隊活動のあと、LLP木民を設立され活躍されています。子林さんは大阪から移住され、現在地域おこし協力隊で活動中。自伐型林業を行い、炭焼きの加工から販売までされています。
菅山寺からウッディパル余呉(宿泊場所)に下りてから、地域おこし協力隊の活動紹介として「古材や家具の再生」をされている状況を見ていただきました。「古い家具をストックされている保管場所と作業をされている工房を訪問し、藤本龍介さんから説明頂きました。藤本さんは、ながはま森林マッチングセンターで販売をしているコロナウィルス対策用の仕切り板の製作をして頂いております。
2日目の夕食は交流会を行いました。市の関係者や移住されて林業に取り組まれている方々も参加され、今回受講されて方にとって、林業に携わる者としての日ごろの活動や、移住に伴う生活、仕事など、様々な疑問をぶつけてみる良い機会になったと思います。受講の動機は様々だと思いますが、今後の活動の参考となるのではないでしょうか。