2021年9月27日(日)金居原合歓の里におきまして、3回目のグリーンウッドワークを開催しました。北海道の先住民族アイヌは伝統的に生木で木工をしてきました。その一つがニマと呼ばれる船の形に似た器で、植物を入れたり、お盆、小物入れなどに使われます。今回は、新たな道具「ちょうな」や「丸のみ」にも挑戦して、暮らしに彩をそえるニマをつくります。
講師は、スーパー生木ラボの鈴木孝平先生です。2つに割った生木の樹皮側から、「ちょうな」を使って器の内側となる部分をくりぬいていき、「丸のみ」で仕上げていきます。外側は斧を使って形を整えます。
器の底の部分は「削り馬」を使って平面に加工していきます。昨年のグリーンウッドワークでは、カッティングボードの製作に使用しました。参加者は初めて「削り馬」を使う人がほとんどでしたが、だんだんと慣れて上手に使いこなされていました。今年はご家族での参加が多かったのですが、お子さんと一緒に楽しまれていたようです。